一般歯科
早期発見・早期治療を心掛け、数か月に一度はメンテナンスをすることによって、少しでも長い間ご自身の歯で食事を楽しむことができるようにすることが私たち歯科医の務めでもあります。
どうして虫歯になるのか?
虫歯というのは口の中に存在している虫歯菌が原因で起こります。歯に付着している食べかすなどに含まれる糖と菌が反応し、酸を出していくことで歯を溶かしてしまうというのが大まかなメカニズム。歯がどんどん溶けることによって、その症状は進行します。
一般的には「虫歯になりやすい人」と「なりにくい人」がいると言われ、これから紹介させていただく4つの要因の差によって、虫歯にかかる可能性が変動していきます。
① 口中に存在する虫歯菌の数
→虫歯菌が多くいるということは、より虫歯にかかりやすいということです。
② 糖分摂取の量の差
→お菓子など糖分が多く含まれる食品を摂取することで、虫歯菌は酸を作ります。糖分を多く摂れば、それだけ酸も多く作られてしまうのです。
③ 歯質の強弱差
→人それぞれ生まれつきで歯の強弱があります。酸に対して強い歯をもつ人は、それだけ虫歯にはなりにくいのです。酸に対して弱い歯なら、虫歯にはなりやすくなってしまいます。
④ 時間
→食後30分ほど経過すると、虫歯菌がより活発に活動をすると一般的には言われています。食事を終えてから30分以内に歯を磨き、酸を作り出す原因を低減しておくという習慣がある人は、虫歯にもなりにくくなると言えるでしょう。